Q&A
前立腺疾患による排尿障害とは?
前立腺は膀胱の真下にあり、男性ホルモンを分泌したり、括約筋の役目を果たして尿道をぎゅっと締めることで尿漏れを防いでいます。サイズは一般的に栗の大きさほどと言われています。多くの場合40代位から段々と大きくなり、60代以降になると半数以上の人が夜間頻尿などの排尿障害の症状を訴えています。尿が出にくいのは年だから仕方がない、話すことは恥ずかしいなどと思っている方が非常に多く、400万人位の潜在患者がいると考えられています。
男性が罹る前立腺疾患には、前立腺炎、前立腺肥大、前立腺癌などがあります。前立腺炎は、年齢に関係なく発症し、前立腺に痛みと腫れが生じる疾患です。前立腺肥大、前立腺癌は、60代以降に起こりやすい疾患です。前立腺肥大は良性腫瘍、前立腺癌は悪性腫瘍に分けられます。前立腺疾患の代表的な症状は、前立腺が肥大することで尿道が圧迫されて起こる症状です。「尿が残っている(残尿感)」、「尿が途中で切れてしまう」、「排尿の勢いが弱くなる」、「お腹に力をいれないとなかなか出ない」、「出るまでに時間がかかる」などの排尿症状と、「夜間トイレに何度も起きてしまう」、「急に我慢できないほど尿意を感じる」、「夜間ではなく昼間に頻繁に行きたくなる(昼間頻尿)」といった蓄尿症状があります。
前立腺疾患の代表的な治療としては、薬物療法と外科的治療があります。薬物療法としては、前立腺周辺の炎症や浮腫を抑える薬、膀胱の出口や尿道の締め付けを緩める薬、過剰な男性ホルモンを抑えることで前立腺を縮小させる薬などの内服になります。排尿の際、上記の様な症状が気になる方は、一度専門医を受診してみましょう。
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